安全第一!「猫のカーテン登り対策」で縦型ブラインドに変えてみた結果。
- 猫がカーテンに登ったり遊んでしまうので困る
- 猫がカーテンを引っ掻いてボロボロにしてしまう
- 猫がカーテンレールの上からよく落ちるので心配
お猫様と暮らしていくうえで避けて通れないのが、カーテンいたずら問題…。
猫がカーテンによじ登って落下したり、爪が引っかかって取れなくなったり、カーテン生地をボロボロにしたり…。なにかと心配になりますよね。
我が家の場合は、引っ越しを機に布地カーテンからバーチカルブラインド(縦型ブラインド)へ変更したことでこれらの悩みを全て解決することができました!
この記事では猫のいたずら対策でバーチカルブラインドがおすすめな理由と、メリット・デメリットについてお伝えしていきます。
バーチカルブラインド(縦型ブラインド)とは
「バーチカルブラインド」とは縦長の羽根(ルーバー)を並べた製品のことで、床や天井に対して垂直(Vertical)に設置されることから、このように名付けられています。
会議室やオフィスの窓辺で採用されているイメージですが、スタイリッシュでおしゃれな雰囲気が好まれ最近では一般住宅への普及も進んでいます。
バーチカルブラインドのメリット
バーチカルブラインドには、そのスタイリッシュなデザイン性のほかにも、機能面でも嬉しいメリットが様々あります。
お部屋の中が洗練された雰囲気になる
窓に沿って流れるようなラインは、お部屋にモダンでスタイリッシュな雰囲気をもたらします。さまざまな生地によってその表情を変えることができ、お部屋に合わせたものを自由に選べる点も特徴のひとつ。
多くのインテリアともなじみやすく、窓辺を簡単にデザインできるアイテムです。
視覚効果!部屋が広く見える
バーチカルブラインドは、ストレートなラインが天井〜床と流れているため、空間が縦長に見え、お部屋に広がりを感じることができます。
またフラットでスリムなデザインは、場所を取らずすっきりとした印象のお部屋を実現できることも魅力のひとつです。
猫と暮らすのにバーチカルブラインドがおすすめな理由
我が家で実際にバーチカルブラインドに変えてみて、良かったと思う点など踏まえて、おすすめの理由を3つ紹介していきます。
何と言っても安全性の高さ!
バーチカルブラインドの素材は、ポリエステルが主流です。そのため猫の爪が引っかかりにくく、よじ登ることができません。万が一登ろうとしても、つるつるした表面では足がかりがつかめず、上まで登るのは到底不可能。
登ることができないので、当然カーテンレール上でいたずらしたり、転落してしまう心配もいりません。
爪が引っかからないので、ボロボロにされない!
前述したように、バーチカルブラインドはポリエステルが主流なので、表面がとてもつるつるしています。布地カーテンのようにバリバリ爪とぎされてしまったり、引き裂かれることもないので、耐久性に優れていると言えます。
毛がつきにくいので、お手入れがラク
バーチカルブラインドには抜け毛がつきにくいというメリットもあります。
布地カーテンの場合、猫の抜け毛がすぐにくっついて掃除が大変なこともありますがバーチカルブラインドなら毛が付着しにくく、たとえ付いても微々たるもの。
手でトントンして払い落としたり、フッと息を吹きかければすぐに落とせるので、我が家ではいつも、床の掃除機を掛ける前に簡単に毛を払い落としてから床に落ちている毛と一緒に掃除機で吸い込んで済ませています。
カーテンをコロコロしなくても良いのでラクで助かります。
バーチカルブラインドを採用して2年。実際に使ってみた感想
我が家には4匹のお猫様が暮らしています。2022年〜2024年までバーチカルブラインドを使用してみて、実際のところメリットとデメリットどちらが大きいのか?写真付きで紹介していきます。
何と言っても見た目がオシャレで大満足
布製のカーテンが決しておしゃれじゃない。という訳ではないのですが、バーチカルブラインドは見た目がとてもスタイリッシュなので窓周辺がすっきりまとまって見栄えが良いです。
我が家のリビングスペースは9畳ほどで、それほど広くないのですが、かといって狭さもまったく感じません。
↑フェイクグリーンと、バーチカルブラインドの相性も抜群なので、こういった猫ちゃんの何気ないお昼寝風景も最高に絵になります。
我が家に置いているフェイクグリーンの詳細は別記事にて詳しく紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
調光・開閉操作がラク
バーチカルブラインドは、ブラインドを回転させて調光するための「バトン」と、ブラインドを左右に移動させて開閉させるための「操作コード」と呼ばれる部位を使用し、操作を行います。
このように、バトン部分を手に持ってくるくる左右どちらかに回すと…
バトンと連動し、ブラインドが回転するので、簡単に調光が可能。
ブラインドの開閉は、操作コード(ヒモ)を上下に引っ張っることで、ブラインドが左右に移動させて行います。
天気の良い日は、時々バーチカルブラインドを全開にしてお猫様たちに外の景色を見せてあげると喜びます。
ウォッシャブル対応なら、部分的に取り外して洗うことができる
バーチカルブラインドは、製品によっては水洗いOKのものあるので、これから購入を検討されている方は、ぜひウォッシャブル対応のものを選んでください!
我が家は以前、りおが窓の外の物音に驚いて、バーチカルブラインド付近で粗相をしてしまったことがあり…。
↑このように、おしっこの黄色いシミがついてしまったのですが、ウォッシャブル対応のバーチカルブラインドなら、この汚れてしまった数枚だけを取り外してネットに入れて洗濯することができるのですぐに綺麗にすることができ、助かりました。
爪により多少のほつれは発生する
バーチカルブラインドは、そのほとんどがポリエステル製で表面がつるつるしているので、猫ちゃんの爪が引っかかりにくくバリバリされにくい。と、前述しました。
しかしながら、2年ほど使用しその間に4匹のお猫様たちがたまには引っ掻こうとするので多少のほつれは発生…。
ただ、近くでよく見てみないと分からないレベルの些細なほつれなので、そこまで気になりません。
操作コード(ヒモ)がイタズラの標的にされるので注意
ブラインドを左右へ開閉するためのこの操作コードですが、猫ちゃんが大好きなヒモがブラブラ垂れ下がっている状態になので、少しでも揺れるとすぐにイタズラのターゲットにされてしまいます。
家を留守中にイタズラされて壊されてはいけないので、普段は猫ちゃんたちが届かないレール上に置いて保管しています。もしくは、猫ちゃんたちが届かない位置でヒモを結んでおくなど対策すると良いかと思います。
一般的な布製カーテンと比べると、費用が高くつく…
バーチカルブラインドの唯一のデメリットを挙げるとしたら、布製カーテンと比べて価格が高いという点です。
それもそのはずで、バーチカルブラインドは目隠し・調光・高いデザイン性の3つを兼ね揃えているため、一般的なカーテンや横型のブラインドなどと比べると、どうしても割高になってしまいます。
↓我が家の場合は、ハウスメーカーから紹介された業者さんから購入したことと、窓が大きめなこともあり、取付費込で17万円くらいでした。
ですので、少しでも費用を抑えるとなると、ネットで購入し自分で取り付けることをおすすめします。我が家で使用しているのはTOSO製です。
同じものでも、やはりネットで購入するほうが断然安いです…。
猫を飼っている人がバーチカルブラインドを購入するならボトムコードなしがおすすめ!
我が家でバーチカルブラインドを取り入れてから2年ほど経ちますが、唯一後悔しているポイントが購入時に「ボトムコードあり」を選択してしまったこと。
ボトムコードとは、ブラインド同士をつなげるためのヒモで、これをつけることによってブラインドが整然と並び見た目の美しさを保つことができるというもの。
しかし、猫を飼っている場合はこのボトムコードに足が引っかかってしまい、パニックを起こしてしまう子もいるそうです。
幸い我が家の4匹のお猫様たちは誰一人として、足が引っかかったりパニックに陥ってしまった…ということはないのですが、一方でこのボトムコードがイタズラの餌食になってしまうことが度々あり困っています。
↑このように、ボトムコード部分を噛もうとして少しほつれてしまったり…
ボトムコードを通すための金具を引っ掛けるフックをガジガジ噛んで、折れそうになっている箇所もあります。
これからバーチカルブラインドの購入を検討している方は、ボトムコードに足が引っかかってしまうリスクや、イタズラされる可能性を考慮しボトムコードなしの製品を選ぶことをおすすめします。
ただ、ボトムコードなしを選んだ場合、ブラインドそれぞれが違う方向を向きやすくなってしまったり、バラバラな動きをしてしまい見栄えが多少悪くなってしまうこともあるので、始めは「ボトムコードあり」のものを選び、実際に使ってみて不要だと感じたらボトムコードだけを取り外すことという手もあります。
購入時はよく検討してみてください。
賃貸でバーチカルブラインドを取り付ける方法
我が家の場合は新築住宅へ引っ越しするのを機にバーチカルブラインドを導入したので、取り付けなどは全て業者にお願いしました。
しかし賃貸物件の場合だと、退去時に原状回復義務があるため、できる限り元の状態に戻せるように取り付けなければなりません。
ワクラクプレートで穴あけせずに取り付けできる!
- 壁にネジ穴などあけないように気をつける
- もともとあったカーテンレールや部品などは必ず保管しておく
賃貸物件にバーチカルブラインドを取り付けるためには、これらの注意点を踏まえ、ネジ穴を使わずに設置する必要があります。
そこでおすすめなのが、穴あけ不要でバーチカルブラインドを取り付けるための専用金具「ワクラクプレート」です。
こちらを使用すれば、今住んでいるのが賃貸物件でも、穴あけせずにブラインドを取り付けることができます。
バーチカルブラインドのメリット・デメリットまとめ
バーチカルブラインドには、猫ちゃんがイタズラしにくい・空間がおしゃれに見える・などメリットがある一方で、ボトムコードに足が引っかかってしまう危険性や価格が割高といったデメリットもあります。
しかし、お猫様が4匹いる我が家で2年使用してみて、多少生地にほつれが見られる程度なのと、なによりお猫様がカーテンをよじ登って落下してしまう危険性が無い。というのが最大のメリットに感じます。
これからバーチカルブラインドを検討している方は、ぜひこのメリット・デメリットを参考にしてください。
- 見た目がおしゃれ
- 空間が広く見える
- 猫のよじ登りを防げる
- 爪とぎでボロボロになりにくい
- 汚れた部分だけ洗うことも可能
- ワクラクプレートを使用することで賃貸でも設置可能
- ボトムコードありの場合、足が引っかかる危険もある
- 操作コードがおもちゃにされる
- 布製カーテンと比べると割高
我が家のカーテン以外のインテリアについては別記事でも詳しく紹介していますのでぜひご覧ください!