猫の病気
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猫が避妊手術後に声枯れしてしまった!原因と対応方法について解説

ねこやま ころね
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先日、我が家の「りお」が避妊手術を行い、無事に終わったと病院から連絡を受けたのでお迎えに行きました。

すると、いつもなら「みゃーん!みゃーん!」と、高くて可愛らしい鳴き声なのですが、この時は

りお
りお

ゴロゴロ…ぐるぐる…ぐぐっ

と、いつもと全く違う低くて苦しそうな声に変わってしまっていて、とても驚きました。しかも、病院の先生から衝撃の一言が…

獣医さん
獣医さん

麻酔の影響でこういった声に変わってしまっています。もしかしたら、後遺症として残ってしまうかもしれません…

いやいやいや、ちょっと待ってー!!麻酔で声が枯れる?後遺症として残る??そんなことってあるのー!!??

唖然としながらも、そんなもんなのかなぁ…と思い、りおを引き取り帰宅。

その後、色々と調べてみると、

  • 猫ちゃんが避妊手術後に鳴き声がガラガラになった
  • 元気はあるけど鳴かなくなった
  • 鳴き声が変わってしまった

避妊手術後に、こういった状態になってしまう猫ちゃんは意外にも多いようです。

当記事では、今回りおが麻酔で声枯れしてしまった原因について詳しく解説するとともに、その後の経過についてまとめていきたいと思います。

まずは猫の避妊手術の流れを知ろう

猫が避妊手術を受けた後、鳴き声がかすれたり、いつもと違う声質になってしまう。というのは、割とよくある事例のようです。

では、なぜ手術で声に影響が出てしまうのか。原因を深堀りするために、まずは猫の避妊手術が具体的にどんな流れで行われているのか調べてみました。

\猫の避妊手術はこんな流れで行われている/
  • 1.麻酔 …手術室で、麻酔薬を猫に投与します。完全に眠った状態になるまで待つ。
  • 2.消毒…手術部位(おなか)の毛を短く剃り、消毒液で丁寧に消毒。
  • 3.気管チューブ挿入…猫の喉に細い管(気管チューブ)を挿入し、麻酔ガスを送り続ける。これで手術中も眠った状態を保つことができる。
  • 4.手術…おなかに切り込みを入れ、子宮や卵巣を取り除く。
  • 5.縫合…内側から外側に向かって層を追って縫合(かがれ)を入れ、切り込みを閉じていく。
  • 6.終了…気管チューブを抜き、麻酔ガスの供給を止める。
  • 7.回復…しばらく回復室で様子を見守り、目覚めた猫を飼い主に渡す。

以上が、猫の避妊手術のざっくりとした流れとなります。

手術後の声枯れは気管チューブが原因だった

猫ちゃんの手術では、麻酔を送り続けるために、気管チューブと呼ばれる管を喉に挿入するとのこと。

ねこやま
ねこやま

そんなことをしているなんて、正直知りませんでした。。。

この気管チューブを出し入れする際に喉の粘膜を傷つけてしまうと、そこから炎症が起こり声枯れや声の掠れ、声質の変化に繋がってしまうようです。

人間も風邪をひいたときに、喉がイガイガしたりガラガラ声になったりしますよね。あれと似たようなことが起こっているイメージです。

猫が避妊手術後に声がガラガラになってしまった場合、自然と治癒することがほとんどとのこと。

自然治癒が期待できる理由としては、

一時的な声帯の炎症が原因であるため、時間が経てば炎症は治まるから。

通常は2週間から1ヶ月ほどで声は元に戻ると言われています。

手術後の体調

りおの場合、手術後でも体は割と元気で自宅に戻ってからすぐに他の猫たちと一緒に走り回って遊んでいました。

食欲もしっかりあり、もりもりごはんを食べていました。

しかし、相変わらず声は変。

りお
りお

ぐるぐる…じゅるじゅる…

まるで、人間が鼻水をズルズルとすする時のような、異様な音でした。ずっと、喉の中で痰がゴロゴロしている感じで、息苦しいんじゃないかと心配していたのですが、当のりおは元気いっぱい。。。

大切なのは、喉のケア!

りおが避妊手術をしたのは2月なので、まだまだ気温が低く室内では毎日ストーブをつけていたため空気が乾燥していました。

思い返してみれば、人間でも朝起きると乾燥が原因で喉が少し痛い日もありました。

そこで、乾燥による喉への負担を少しでも減らすために、

  • 加湿器を2台→3台に増やし、小まめに水を補充
  • 濡れタオルを室内にたくさん干して更に加湿
  • 喉が少しでも潤うように、ごはんはウェットのみ

上記3つを実施し、とにかくこれ以上喉に負担がかからないように心がけました。

我が家の加湿器は全てプラズマクラスターです。安い上に、消臭効果がかなり高いので濡れタオルをたくさん干しても生乾き臭がゼロ。見た目もスタイリッシュでおすすめです。

その後の経過

1週間後

相変わらず、元気いっぱいだし食欲も旺盛。なんだったら、他の誰よりもりおが一番よくごはんを食べていました。でも声はまだ変なまま。

りお
りお

ゴロゴロゴロ…ググッ

といった感じで、鳴き声を出すのは難しそうでした。

このまま鳴き声が戻らずに、ずっと声枯れのような状態が続くのでは?と、心配で他の動物病院で診てもらおうかと悩みました。

しかし、その後は徐々に声枯れやゴロゴロ音のような異様な音は聞こえなくなっていき、かといってりお本来の鳴き声も聞こえず、何も声を発さない日が何日か続きました。

2週間後

2週間経ったある日、

ねこやま
ねこやま

みゃぁ〜!!!!

ひまりとりおが喧嘩をしていました。そのときに、

りお
りお

う”う”ぅぅ〜!!!

超久しぶりに聞いた、りおの唸り声!!!

喉の炎症が治まったのか、怒った時の唸り声を出せるレベルまで回復したようです。よかったー!!

3週間後

3週間も経つと、

りお
りお

みゃーん

と、ついにりおのもともとの鳴き声が聞けるように!

これで完全復活です。本当に良かった!

1ヶ月経っても改善がみられない場合は

我が家のりおの場合は、3週間ほどで完全に声が復活したので良かったのですが、なかには約1ヶ月経っても改善が見られない猫ちゃんもいるようです。

その場合は、別の病気の可能性もありますので必ず獣医師に相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。

我が家のくるみは、以前口内炎が原因で声枯れや声の掠れがみられ、最終的に声が全く出なくなってしまったこともありますので、可能性の一つとして念頭に置いておいてもらえると幸いです。

↓その時の様子をまとめた記事がこちら

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保護猫の魅力に取り憑かれた、ただのねこおたく。キジトラのくるみ・茶白のひまり・麦わら猫のるき・ベンガル猫の、りお。4匹のお猫さまとともにのんびりと暮らしています。
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