猫の夜泣きや物音対策にSONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM5」を試してみた
我が家で3匹目のお猫さまとして迎え入れたるきちゃんですが、はじめの2週間は先住猫のくるみとひまりと距離を置くために、ゲージの中で生活してもらっていました。
その間、毎晩のように夜泣きが激しくて激しくて……。
ゲージから少し離れた寝室まで、るきちゃんの「みーう!!!!」「みーう!!!!!!!」という大きな声がガンガン響いてくるので、その声に反応したくるみ・ひまりもドタバタ暴れまわり…
工事現場かと錯覚するくらいの騒音レベルだったので、当時の筆者は睡眠不足に陥ってしまい仕事にも支障をきたすほどでした。。。
あの頃は、みんなが辛い思いをしたね。大変だったね。。
しかし、かわいい3匹のお猫さまを養うためにも、お仕事を頑張らないといけないので、騒音対策として試してみたことを今回の記事で紹介します。
遮音性を重視するなら耳栓がおすすめ
まずはじめに猫の夜鳴き・騒音対策として試したのが、遮音性が高いと言われている耳栓。レビューの多かったモルデックスのMeteors Smallを購入してみました。低反発ウレタン素材でできており柔らかいです。
指で潰しながら細長くし耳穴の中へ押し込むように入れていきます。すると元の形に戻ろうとして耳穴の中でゆっくり膨らんでいき、やがて外界の音をシャットアウトしてくれます。少し離れたところで猫が鳴いたり、カタカタ物音がしてもほとんど聞こえず、ほぼ無音状態。すごい。
耳元で何か話しかけられるのはさすがに聞こえますが、うるさいと感じるほどではありません。枕の近くにスマホを置いておけば、朝のアラーム音もちゃんと聞こえてきます。イメージとしては、遠いところからメロディがか細く聞こえてくる感じ。
聴覚過敏の筆者にとっては、最高にありがたいアイテムでした。これを装着した初日は、煩わしいと感じていた物音がほとんど聞こえなくなったので、すぐに入眠できたのをハッキリと覚えています。
遮音性を重視するなら、耳栓おすすめです。
耳栓を使い続けてみて分かったこと…猫と寝室を一緒にしている人には向かないかも
高い遮音効果を発揮する耳栓ですが、使い続けてみて分かったのは残念ながら猫ちゃんと一緒に寝る人にはおすすめできないということ。
何故かというと、あくまでも筆者の場合ですが朝起きると耳栓が左右どちらか片方外れてベッド上か床上に転がっているんです。
たぶん、寝ている間に無意識で耳の中を掻こうとして、外しちゃうんだと思います。
外れた耳栓をすぐに見つけられた日はまだ良いのですが、我が家の場合はお猫さまたちと寝室を共にしているので、知らん間に耳栓でサッカー大会が始まったのか家具の隙間に入り込んでしまっていることも多く、探すのに結構な労力が必要でした。
結果的に、本棚の下に入り込んでいたのを見つけることができたので誰も誤飲はしていなかったのですが、耳栓が無くなるたびに肝を冷やす思いをするので、1週間ほどで使用を止めました。。。
前項であれだけ持ち上げていたのに、モルデックスさんごめんなさい…。でも、これはあくまでも筆者の場合であって、お猫さまと寝室を別にしている人や、朝起きるまで耳栓が外れることがない人には本当におすすめです。
騒音対策としてノイズキャンセリング機能搭載ヘッドホンは有効か?
猫ちゃんが誤飲するリスクを考慮し、耳栓は諦めました。次に夜泣き・物音対策として探したのは誤飲のリスクがなくて、かつ遮音性に優れているもの。
Googleで「猫 騒音 対策 睡眠」と、検索してみたところノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンやヘッドホンを装着すれば遮音効果が期待できるという情報を目にしました。電車内で耳栓代わりに使用して寝る人も居るのだとか。
そもそもノイズキャンセリングとはなにか
みなさんはノイズキャンセリング機能ってご存知ですか?筆者は、なんとなくワードを耳にしたことはあるものの、その実態についてはよく分かっていませんでした。
ノイズ キャンセリングとは
ノイズ キャンセリングは、文字通り「ノイズ(周囲の雑音)」を「キャンセル(打ち消して低減)」させる機能です。これにより、イヤホンやヘッドホンからの音声を聞こえやすくします。
たとえば、騒音が大きい場所で音楽や音声を聞きたいときや、周囲の音を気にせず仕事や勉強に集中したいときなどに利用できます。また、外部のノイズが遮断されるため、イヤホンやヘッドホンの音量を抑えることもできるでしょう。
Android Magazine
ノイズの波形と逆位相の波形をぶつけて音を相殺するそうです。そんな技術があったなんて…。
しかもイヤホンやヘッドホンなら音楽も聴けるしヒーリングミュージックなんかも再生すればすごく睡眠の質が向上しそう…。とドンドン興味を惹かれました。
ただ、イヤホンだと耳栓とさほど大きさが変わらず誤飲のリスクがあるので、今回はヘッドホンを探すことに。各メーカーが色々商品を出していますが、SONYのWH-1000XM5が筆者の好みのデザインだったので、ちょっと高かったですが思い切ってポチリ!
SONYの「WH-1000XM5」を実際に使ってみた結果
というわけで、WH-1000XM5が届きました。カラーはブラックとプラチナシルバーの2種類ありましたが、筆者はプラチナシルバーを選びました。ちょっと高かっただけあり、豪華な箱に入ってます。
箱を開けるとさらにケースが!
これがヘッドホン本体です。なんて美しいフォルムなんだ…
アプリを使って、耳の形を撮影します。最近のヘッドホンって、こんなことまでするのね…。知らなかった。まずは試しに電源を入れずに装着してみると、それだけでもエアコンや扇風機の稼働音は聞こえにくくなりました。イヤパッドがしっかりフィットし耳が覆われていることが分かります。
さて肝心のノイズキャンセリング機能を発動させた際の遮音効果ですが、結果を以下にまとめました。
- 扇風機や冷蔵庫などの稼働音はほぼ聞こえない
- TVの音も、小さめのボリュームならあまり聞こえない。感覚としては遠くの方で少し音が聞こえる程度
- 試しに目の前にスマホのタイマーを鳴らしてみたり、キッチンの換気扇を回しても聞こえない!
ノイズキャンセリングってすごいんですね。こんなに素晴らしい技術があったことを、今まで知らなかったのが恥ずかしくなるレベルでした。
優れた遮音性+ヒーリングミュージックで快眠ライフ!
遮音性も素晴らしいですが、何と言ってもSONYの音質は最高ですね!このWH-1000XM5ヘッドホンを購入した初日にノイキャン機能を使ってヒーリングミュージックを再生した状態で布団に入ってみました。
その結果、お猫さまたちの声や物音が全く聞こえなくなる訳ではないものの、気にならない程度には遮音効果を発揮してくれ、さらに睡眠導入音楽でスッ…と眠りに就くことができました。
猫の夜鳴きや物音で睡眠不足気味の方。ノイキャンヘッドホン、めちゃくちゃおすすめです。
しかも、このWH-1000XM5のイヤパッド部分のレザーがふわっふわなので、朝までヘッドホンを装着していても、耳が全く痛くならないんです!!!こいつはすげえ!高かっただけある!(何回言うんや)
ノイズキャンセリングの遮音効果も高いし、音質も良いし、快適なつけ心地だし、文句なしの逸品ですね。ただ、強いてデメリット?を挙げるとすると、ヘッドホンを装着した状態で横を向いて寝るのが難しいこと。。。
ヘッドホンはこの形状がゆえに必然的に、仰向けかうつ伏せでしか寝られません。筆者はもともと仰向けで寝るタイプだったので、特に問題はなかったのですが、普段横向きで寝る人には不向きかもしれません。。。
どうしてもヘッドホンをつけながら横を向いて寝たいという人には、↓こういった穴あき枕が有効なのかな思います。
猫との生活と快眠を両立させるならノイキャンヘッドホンがおすすめ
るきの隔離生活も終わり、現在は3匹のお猫さまと寝室を共にしています。3匹となると、夜の運動会もなかなか賑やかなものですが、このノイキャンヘッドホンと出会ったことでなんとか快眠ライフを継続できています。
耳栓という手段もありましたが、筆者のように紛失してしまうとお猫さまが誤飲してしまうリスクがあるので、安全かつ快眠を手に入れるならノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホンを使用することをおすすめします。
猫の騒音に悩んでいる方、睡眠不足気味な方は是非試してみてください。